20代女性DJのミュージックバー開業までの道のり。

20代女性DJの飲食店開業までの奮闘記。

融資の申込から審査結果まで。創業予定の方にはきっと役に立つやつ。

こんにちは。DJらむです。

 

今日は融資面談についてのお話し。

融資を受けるまでの流れや実体験を書いておきます。誰かの参考になったらいいな。

参考になったらスターマークか何かしらアクションしていただけると励みになりますw

 

融資というと、「お金を借りる」というものになりますが

飲食業を開業する人の半数以上は融資を受けているそうです。

創業者のための融資制度もあるしね。

 

創業者に優しい融資制度(保証人なしOK、低金利)を実施しているのは

日本政策金融公庫という政府系の企業です。

だいたいの創業者がこちらを利用するそう。

 

まずは創業場所の近くの支店に融資を申し込みたい旨を問い合わせます。

するとすぐに申込書や提出すべきものを書いた資料を送ってくれます。

 

「融資面接」の前に面接担当以外の人が相談に乗ってくれるということもあるかも・・・

 

私の場合、提出するように言われたのは

・融資申込書

・事業計画書

・50万円以上する経費の見積もり(利用する不動産物件の概要書、内装工事の見積書)

 

一刻も早く審査を終えたかったので、郵送ではなく直接支店に持っていきました。

 

その翌日には公庫から電話が来て、面接日の設定をしました。

 

面接日に持ってくるよう言われた資料は下記の通りです。

 

1.本人確認書類(免許証など)

2.勤務時の給与明細(or源泉徴収

3.預金通帳(蓄積状態や給与の入金、公共料金等の支払いの経過がわかるもの)

4.公共料金の支払いが振り込みなどの場合、支払い証明書(6ヶ月分以上)

5.創業のために使った資金の領収書 ※すでに買ってしまったものでも領収書さえあればその分を「自己資金」とみなしてくれる

6.借り入れがある人はその支払額、借り入れ残高がわかるもの

7.不動産の賃貸借契約書や物件の説明書(店舗・自宅両方)

8.地代・家賃の支払い状況のわかるもの(自宅)

 

これに加え、勤務時の「給与入金」→「家賃支払い」の経過がわかる通帳の提出も求められました(今メインで使っている通帳と違うものなので、追加で提出することに)

 

また、物件の平面図もあとから提出してくださいと言われました。(普通にいうのを忘れてたらしいw)

 

ちなみに1,2,3は不動産の申込の際にも提出を求められました。

 

提出資料も多いし、かなりビビって面接に挑みましたが、面接は思ったよりだいぶ淡々と、あっさりと40分くらいで終わりました。

 

事業にかける想い、コンセプトなどをまず語るのかなと思い、端的にコンセプトを言う練習とかしたんだけどwほぼそういう時間はなくて。

経歴とか通帳のチェックとかがメインでした。

 

行く行くはこういった融資を申請する可能性のある人は

・毎月給料から少しずつ貯金をしていることがわかるようにしておく

ってことが大事みたいですね。

(10年以上前から自分名義の口座に入っているお金が50万円程度あったのですが

それは自己資金として認められないかもしれないって言われたw)(たぶんこれは普通に認められます)

 

「こんな事聞かれるのか....」と思った質問は

・どうしても飲食業は良い時期、売上が思わしくないときが出てくると思いますが思わしくない時期にはどのような手をうつか、資金調達の方法などはお考えでしょうか

・仮に公庫で融資が下りなかった時に、ほかの資金調達の方法はお考えでしょうか

 ・物件が地下だと思いますが、ランチとかどうですかね、人来ると思いますか?

・この物件は家賃相場的には良い方なのでしょうか?

 →このあたりはカマかけかと思いましたが、公庫の人は、(人によるけど)業界のプロではない。こういう理由でここを選んだとか、こういう場合はこうするとか、販促のための手とか、売上が思わしくないときの手立てとか、その手法が正解かどうかは置いておいて、「ズバッと」答えることがなにより大事だと思いました^^

 

こんなところでしょうか。

 

面談後の流れ、結果までの日数はというと.....

面接が終わったあと、その日に1回、「追加で欲しい資料がありまして」と連絡がありました。資料が揃ってからりん議書の作成、社内検討に入るということでした。

 

その翌々日に追加資料を提出しました。

その翌日とそのさらに翌日、「追加でお聞きしたいことがありまして」と電話があり上記のようなことを聞かれました。

 

その日の午後また電話があり、

「またか。。。」と思い、構えながら電話に出ると

「融資枠の予約が、満額でできました」

と、融資審査が通ったとの連絡。

 

 

拍子抜けました。

 

審査にはあと2週間はかかると思ってたものですから資料をそろえて1日半で審査が終わるとは思ってなく....

 

※融資希望額は自己資金の1.2倍くらいの額です。

 

色々なケースがあるようですが、

申込書を取り寄せるところから換算すると、普通は約1ヶ月くらいかかるそうです。

上記の通り、該当する物件の概要書も必要となりますので、該当する物件が出てこないと融資を申し込めない。しかし同じ物件に対して他の候補者がいる場合、融資審査を待つうちに他の候補者にとられるのでは....という懸念から、ダミーの不動産物件を用意し、融資の審査を予め受けていたほうが良い、と考えるまたはアドバイスされる人もいるかとおもいます。(私もそうアドバイスされたことがありました)

 

が、私は絶対しないほうが良い事 だと思います。

実際に融資する側の人は、現地の物件を見に行くことがほとんどですし、

この物件で大丈夫かな?滞りなく返済できるかな?と綿密に調査します。

何週間も時間をかけてその人のために調査をするわけで、金融機関を騙すこととあまり差はない事ですよね....

審査担当の人が現地を見に行くタイミングもこちらで指定できないわけで、何かしらの理由でダミー物件だとわかった時のリスク....もう公庫で借りることはできないという事は、目に見えているのではないでしょうか。

 

不動産の申込から契約まで1ヶ月程度はかかるので、申込が5件くらい入った人気物件なら諦めたほうが良いかもしれませんが、そうでなければ物件の申込入れてから融資の申込を入れても遅くないです。

 

と、支離滅裂な文章でしたが

事業をこれから起こされる方のお役に立てば何よりです。